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エアコン水漏れ原因と対策|プロが解説

エアコンから突然ポタポタと水が漏れてきた経験はありませんか?「故障かな?」と不安になりますが、多くの場合は排水経路の詰まりや結露などが原因です。放置すると室内のカビや漏電につながる可能性もあるため、早めの対応が大切です。本記事ではエアコン水漏れの主な原因や自分でできる応急処置、専門業者に依頼すべきケースをわかりやすく解説します。

1. エアコン水漏れの主な原因

1-1 フィルターや内部の汚れ

エアコン内部にホコリや汚れが溜まると、熱交換器が結露水をうまく流せず水漏れが発生します。特にフィルターが目詰まりしていると、冷却効率が落ち、余分な水滴が発生しやすくなります。水滴が受け皿(ドレンパン)に溜まりきれずにあふれることで水漏れにつながるケースは非常に多く、定期的な清掃を怠ると夏場に突然起こることもあります。フィルター掃除は家庭でも簡単にできるため、2週間に1度を目安に行うのがおすすめです。

1-2 ドレンホースの詰まり

エアコンで発生した水は「ドレンホース」と呼ばれる排水管を通って屋外に排出されます。このホースがゴミや虫、カビなどで詰まると、水が逆流して室内に漏れてしまいます。排水口を確認して異物が詰まっていないかチェックするだけで改善できる場合もあります。市販のドレンホース用クリーナーを使えば簡単に詰まりを解消できますが、奥まで詰まっている場合は専門業者に依頼するのが安心です。

2. 使用環境による水漏れ要因

2-1 湿度や結露の影響

梅雨時や湿度の高い環境では、エアコン内部で結露が通常より多く発生します。排水が追いつかないと水が溢れてしまうことがあります。特に冷房を長時間使用している場合や、設定温度を極端に下げていると結露が増えやすいため注意が必要です。部屋の除湿を併用する、または無理に温度を下げすぎないことが予防につながります。

2-2 設置場所や傾きの問題

エアコン本体が水平に設置されていないと、結露水が正しく排水されずに漏れ出る場合があります。また、壁の強度や施工時のわずかな傾きによっても水の流れが偏ることがあります。新築や取り付け直後に水漏れが起きた場合は、設置業者に確認を依頼することをおすすめします。

3. 自分でできる応急処置

3-1 フィルター清掃の方法

まずはエアコンの電源を切り、フィルターを取り外します。水洗いまたは掃除機でホコリを吸い取り、完全に乾かしてから再装着します。定期的な清掃で水漏れのリスクは大幅に減らせます。また、汚れがひどい場合はぬるま湯で中性洗剤を使い、優しく洗うのが効果的です。無理に擦ると破損する恐れがあるので注意が必要です。

3-2 ドレンホースの確認

室外にあるドレンホースの先端から水が出ているかを確認します。水が全く出ていない場合は詰まりの可能性があります。異物を取り除いたり、専用ポンプを使って吸い出すことで改善できるケースもあります。簡単なチェックで改善することも多いため、まずはここから確認するのがおすすめです。

4. 業者に依頼すべきケース

4-1 分解洗浄が必要な場合

内部にカビや汚れが大量に蓄積している場合は、フィルター掃除だけでは解決しません。プロのエアコンクリーニングでは、ドレンパンや熱交換器を高圧洗浄して水の流れを改善します。自分で分解を試みると故障や感電のリスクがあるため、専門業者に任せるのが安心です。

4-2 部品の故障が疑われる場合

ドレンポンプの故障や部品の劣化が原因で水漏れすることもあります。特にお掃除機能付きエアコンは内部構造が複雑で、ポンプの不具合が見つかるケースも少なくありません。部品交換が必要な場合はメーカーや専門業者に修理を依頼しましょう。

5. 水漏れを防ぐための予防策

5-1 定期的なお手入れ習慣

フィルター掃除を2週間に1回行うだけでなく、冷房使用前には試運転をして排水が正常か確認することが大切です。早めに異常を見つければ、大きなトラブルを未然に防げます。

5-2 プロのエアコンクリーニング活用

年に1回のプロクリーニングを取り入れることで、内部のカビや汚れを徹底的に除去できます。水漏れだけでなく、嫌な臭いや冷暖房効率の低下も防げるため、快適な環境を長持ちさせるためにおすすめです。