お風呂に入ったとき、足もとの排水口からモワッとした臭いが上がってくる。お風呂の排水口の臭いは、掃除をしたつもりでも数日で戻ってしまうことが多く、悩んでいる方の多い場所です。
この記事では、お風呂の排水口が臭う原因、自分で安全にできる掃除の手順、やってはいけないこと、プロに相談したほうがよいケースをご紹介します。
お風呂の排水口が臭う主な原因
臭いの元は一つとは限りません。次のどれに当てはまるかを見ると、対処の方向が決まります。
- 髪の毛と石けんカスのたまり: ヘアキャッチャー(髪の毛を受け止めるカゴ)に残った髪に、石けんカスや皮脂がからみ、雑菌が増えて臭いを出します。
- ぬめり: 排水口のふたの裏や、カゴの下の筒の内側につく、ヌルヌルした汚れです。水を流すだけでは落ちにくく、臭いの元になりやすい汚れです。
- 封水(ふうすい)の不足: 排水口の奥には、水をためて下水の臭いを止める「排水トラップ」という部品があります。ここにたまる水を封水といいます。部品の付け忘れや、長く使わずに水が減ったときは、下水の臭いが上がってきます。
- 浴槽の下の汚れ: 浴槽の側面のカバー(エプロン)の内側に汚れがたまり、排水口のあたりから臭うことがあります。
掃除の前に確認すること
- 換気扇を回し、窓があれば開ける: 洗剤を使うときは、必ず空気の通り道をつくります。
- ゴム手袋をはめる: 髪の毛やぬめりに直接触れないようにします。
- 部品の外し方を確かめる: ふた、ヘアキャッチャー、トラップのふた(椀のような形の部品)など、外せる部品は浴室の取扱説明書で確認します。外した順番をスマートフォンで撮っておくと、戻すときに迷いません。
自分でできる排水口の掃除の手順
- ヘアキャッチャーにたまった髪の毛を、ティッシュやビニール袋でつまんで取り除く(排水口に流さない)
- ふた、ヘアキャッチャー、トラップのふたを取り外す
- 取り外した部品を、浴室用の中性洗剤と古い歯ブラシで洗う。細かいすき間は、ぬめりが残りやすい部分です
- 排水口の筒の内側を、手の届く範囲でスポンジやブラシでこする
- シャワーで汚れを流し、部品を元の順番どおりに戻す
- 最後に水を流して、トラップに封水がたまっているかを確かめる
髪の毛は、入浴のたびに取るのがいちばんの予防です。部品の洗浄は、週に一度を目安にすると、ぬめりが固まる前に落とせます。
洗剤を使うときの注意点(やってはいけないこと)

- 塩素系の洗剤と、酸性の洗剤やお酢・クエン酸を混ぜない: 有毒なガスが出て危険です。同じ日に使う場合も、よく水で流してから時間をあけてください。
- 市販のパイプクリーナーは表示どおりに使う: 使う量や置く時間を守り、ほかの洗剤と一緒に使わないようにします。
- 熱湯を流さない: 排水管の素材によっては、傷めたり変形させたりすることがあります。
- 針金やワイヤーで奥を突かない: 排水管の中で引っかかったり、トラップの部品を傷めたりするおそれがあります。
- トラップの部品を外したままにしない: 封水がたまらず、下水の臭いが上がる原因になります。
掃除しても臭いが消えないときの見分け方
部品をきれいにしても臭いが残る場合は、手の届かない場所に原因があるかもしれません。
- 下水のような臭いがする: トラップの部品の付け忘れや、ずれがないかを確認します。長く使っていなかった場合は、水を流して封水を補ってみてください。
- 水の流れが悪い、ゴボゴボと音がする: 排水管の奥で詰まりかけている可能性があります。
- 浴槽のエプロンの内側から臭う: エプロンを外せるかどうかは機種によって違います。取扱説明書で外してよいと書かれていない場合は、無理に外さないでください。
水の流れが悪い、水があふれそうになる、といった排水管の不具合は、水道の修理業者や、賃貸住宅の場合は管理会社への相談が先です。
プロに頼む目安と、依頼するときのポイント

次のようなときは、浴室全体のクリーニングをプロに任せることも考えてみてください。
- 排水口だけでなく、床の黒ずみや壁の水垢、天井のカビも気になっている
- エプロンの内側を長いあいだ掃除していない
- 小さなお子さまがいる、腰や膝がつらいなど、かがんだ姿勢での作業が難しい
依頼するときは、「どこから臭うか」「いつごろから気になっているか」「エプロンが外せるタイプか」をお伝えいただくと、作業の範囲を決めやすくなります。浴室の写真があると、さらに伝わりやすくなります。サービスの内容は サービス内容、お申し込みから作業までの流れは ご利用の流れ でご案内しています。
よくあるご質問
排水口の臭いは、毎日の掃除で防げますか?
入浴後に髪の毛を取り除き、シャワーで排水口のまわりを流しておくだけでも、ぬめりはつきにくくなります。週に一度の部品洗いと合わせると、臭いが出にくい状態を保ちやすくなります。
旅行から帰ったら、お風呂の排水口が臭います。
しばらく水を流さないと、封水が減って下水の臭いが上がることがあります。まずはシャワーで水を流して、様子を見てください。それでも消えない場合は、部品のずれや汚れを確認します。
浴室のクリーニングでは、排水口も掃除してもらえますか?
作業の範囲は、浴室の状態やご希望によって変わります。事前にご相談ください。そのほかの疑問は よくある質問 もご覧ください。
まとめ
お風呂の排水口の臭いは、髪の毛とぬめり、封水の不足、浴槽の下の汚れが主な原因です。髪の毛をこまめに取る、部品を外して洗う、トラップの部品を正しく戻す、の3つが基本のお手入れです。洗剤を混ぜない、熱湯や針金を使わないことも守ってください。掃除をしても臭いが残るときや、浴室全体の汚れが気になるときは、プロに相談するのも一つの方法です。
株式会社まるしんでは、浴室を含めたハウスクリーニングのご相談を承っています。お気軽にお問い合わせください。