浴室の換気扇の掃除、最後にしたのはいつか覚えていますか。浴室の天井を見上げると、換気扇のカバーにホコリが付いていたり、すき間が黒ずんでいたりすることがあります。寒くなると窓を開けにくくなり、浴室の湿気を逃がす役目は換気扇が担う場面が増えます。

この記事では、浴室の換気扇にホコリやカビがたまる原因、自分でできる掃除の手順、やってはいけないこと、プロに相談する目安を、ハウスクリーニングの現場の目線で整理します。
この記事の要点
- 掃除の前に、スイッチを切り、取扱説明書で電源の切り方を確認します。
- 自分で洗うのは、カバーやフィルターなど、説明書で外せると書かれている部品までにします。
- 内部のファンやモーターまわりは、水や洗剤をかけない・無理に分解しないことが大切です。
浴室の換気扇にホコリとカビがたまる原因
浴室の換気扇は、湿った空気と一緒に、脱衣所から入ってくるホコリや細かい繊維も吸い込みます。湿気を含んだホコリはカバーやファンにくっつきやすく、乾いた場所のホコリよりも落としにくくなります。
さらに、浴室は石けんカスや皮脂を含んだ湯気がこもる場所です。ホコリと湿気、汚れが重なると、カビが育ちやすい状態になります。次のような様子があれば、掃除のタイミングと考えてよいでしょう。
- カバーの羽根やすき間に、灰色のホコリが付いている
- カバーのまわりの天井に、黒い点が出ている
- 入浴後、鏡や壁の水滴がなかなか乾かなくなった
- 換気扇を回すと、以前より音が大きく感じる
浴室の換気扇の種類を確認する
掃除の前に、ご自宅の換気扇がどのタイプかを確認しておきます。
- 天井埋め込み型の換気扇: 天井に四角いカバーが付いているタイプです。カバーの奥に、筒のような形の羽根(シロッコファン)が入っていることが多いです。
- 浴室換気乾燥機: 換気のほかに、暖房や乾燥の機能があるタイプです。カバーの裏などにフィルターが付いている機種があります。
どちらのタイプでも、外せる部品や外し方は、メーカーや機種によって違います。取扱説明書がない場合は、本体に貼られたラベルでメーカー名と型番を控え、メーカーの案内を確認してから作業してください。
浴室の換気扇の掃除の手順
ここでは、取扱説明書でカバーやフィルターを外せると確認できた場合の、基本の流れを紹介します。
準備するもの
- ゴム手袋、マスク、目を守るメガネ
- 安定した脚立
- 浴室用の中性洗剤
- やわらかいスポンジ、古い歯ブラシ
- 乾いた雑巾やタオル
掃除の流れ
- 換気扇のスイッチを切る。浴室換気乾燥機は、説明書にある方法で電源を切る。
- 脚立を安定した場所に置き、カバーを説明書のとおりに外す。
- 床に置く前に、カバーのホコリを乾いた布でやさしく取る。
- カバーやフィルターを、薄めた中性洗剤とスポンジで洗う。すき間は歯ブラシで軽くこする。
- 水で洗剤を流し、水気を拭き取って、しっかり乾かしてから元に戻す。
- 本体の見える部分は、固く絞った布でホコリを拭き取る程度にとどめる。
フィルターの掃除の目安や、水洗いしてよいかどうかも、機種によって違います。説明書に書かれている方法を優先してください。
作業するときの注意点と、やってはいけないこと
浴室の換気扇は天井にあり、電気で動く機器です。次の点に注意してください。
- 浴槽のふちや、ぬれた床の上に置いた台に乗らない。足を滑らせるおそれがあります。
- 内部のファンやモーターに、水や洗剤を直接かけない。
- 説明書にない部品を、ねじを外して分解しない。
- 塩素系のカビ取り剤と、酸性の洗剤を混ぜて使わない。有毒なガスが出るおそれがあります。
- カビ取り剤を使うときは、カバーなど外した部品が使える素材かを表示で確認し、換気をして使う。
- ぬれたままの部品を戻さない。湿気が残ると、カビの原因になりやすくなります。
自分では難しいケースと、プロに相談する目安
見える部分を掃除しても、次のような状態が続く場合は、無理をせずプロへの相談を考えてみてください。
- カバーの奥のファンに、ホコリや黒い汚れが厚く付いている
- 掃除のあとも、音が大きい、吸い込みが弱いと感じる
- 浴室換気乾燥機で、乾くまでの時間が以前より長くなった
- カバーが外れない、または外し方が分からない
なお、異音が大きくなった、焦げたようなにおいがする、といった場合は、汚れではなく機器の不具合の可能性もあります。使用をやめて、メーカーや管理会社に相談してください。
ご相談のときは、メーカー名と型番、気になる症状、カバーの様子が分かる写真を用意しておくと、状況が伝わりやすくなります。
よくあるご質問
浴室の換気扇は、どのくらいの頻度で掃除すればよいですか?
使い方や浴室の湿気のこもり方によって変わるため、一概には言えません。カバーにホコリが見えたときや、年末の大掃除のタイミングで、一度確認してみるとよいでしょう。浴室換気乾燥機のフィルターは、説明書に書かれた目安を参考にしてください。
換気扇は入浴後も回したほうがよいですか?
入浴後の浴室には湿気が多く残るため、換気扇を回して湿気を逃がすことは、カビ対策の基本の一つです。運転の方法は、住まいの換気の仕組みや機種によって異なるため、説明書や管理会社の案内を確認してください。
トイレの換気扇と同じ方法で掃除できますか?
カバーを外してホコリを取るという流れは似ていますが、浴室は湿気が多いため、カビや石けんカスが混ざった汚れが付きやすい点が違います。トイレの換気扇については、トイレの換気扇の掃除方法は?ホコリがたまる原因と安全な手順も参考にしてください。
まとめ
浴室の換気扇は、湿気とホコリが重なりやすく、カビが育ちやすい場所です。スイッチを切り、取扱説明書で外せる部品を確認してから、カバーやフィルターを洗い、しっかり乾かして戻しましょう。内部のファンやモーターまわりは、無理に触らないことが大切です。浴室のほかの場所の汚れが気になる方は、お風呂のドアの汚れが落ちない原因は?パッキン・通気口・レールの掃除手順もあわせてご覧ください。
浴室や換気扇の掃除について相談したい方は、サービス内容をご覧のうえ、お問い合わせフォームまたは公式LINEからご連絡ください。株式会社まるしんが、状況に合わせてご案内します。