フローリングのワックスが白くなる、拭いても白いモヤやムラが消えない、というご相談は少なくありません。床がくすんで見えると、掃除をしても部屋全体が古びた印象になってしまいます。この記事では、ワックスが白くなる主な原因、ご自分でできる対処と、やってはいけないこと、古いワックスをはがす「剥離(はくり)」をプロに頼む目安までを順にご紹介します。
フローリングのワックスが白くなる主な原因
白くなる原因は1つではありません。床の状態を見ながら、どれに当てはまるかを考えてみてください。
- 水分が残った: 濡れたモップで拭いたあと乾ききらなかった、飲み物や加湿器の水がこぼれたまま、窓際の結露が床に垂れた、などで、ワックスの膜が水を含んで白っぽく濁ることがあります。
- 塗り重ねすぎ・厚塗り: 古いワックスの上に何度も重ねると、膜が厚くなり、乾きにくくなったり、層の間に汚れが閉じこめられたりして、白っぽさや黒ずみの原因になります。
- 乾く前に歩いた・物を置いた: 乾燥が不十分なうちに踏むと、足あとやスリッパの跡が白く残ることがあります。気温が低い日や湿度の高い日は乾きが遅くなりがちです。
- 洗剤やアルコールの影響: 強いアルカリ性の洗剤やアルコールを含む除菌スプレーを床に使うと、ワックスの膜が溶けたり傷んだりして、まだらに白くなる場合があります。
- 床材とワックスが合っていない: 最近の住宅では、表面にコーティングがされていてワックスを必要としない床もあります。床材に合わないワックスを塗ると、はじかれてムラになることがあります。
白くなったときに自分でできる対処
まずは、床をこれ以上傷めない範囲で様子を見ます。
- 掃除機や乾いたフロアワイパーで、表面のホコリや砂を取ります。砂が残ったまま拭くと、細かい傷の原因になります。
- 固くしぼった布で、白くなった部分をやさしく拭きます。洗剤を使う場合は、床用の中性洗剤を表示どおりに薄めて使います。
- 乾いた布で水気を拭き取り、窓を開けるなどして、しっかり乾かします。

水分による白い濁りは、よく乾かすと目立たなくなることもあります。何日たっても変わらない場合は、膜そのものが傷んでいたり、層の中に汚れがたまっていたりする可能性があり、上からワックスを重ねるとムラが広がることもあります。
床を傷めるおそれがある、やってはいけないこと
早くきれいにしたい気持ちから、次のような方法をとってしまう方もいますが、注意が必要です。
- 研磨剤入りのスポンジやクレンザーでこする: ワックスだけでなく、床の表面まで削ってしまうことがあります。
- 市販の剥離剤を説明を読まずに使う: 剥離剤は強いアルカリ性のものが多く、床材によっては変色や表面のはがれを起こします。換気や手袋が必要で、作業中の床はとても滑りやすくなります。
- ほかの洗剤と混ぜる: 洗剤の種類によっては危険なガスが出るおそれがあります。洗剤は1種類ずつ、表示どおりに使ってください。
- 水を大量にまいて洗う: 板のすき間から水がしみ込み、床材が反ったり、ふくらんだりする原因になります。
床材の種類が分からない場合は、住宅の取扱説明書や管理会社に確認してから作業すると安心です。
自分では難しいケース
次のような状態は、表面を拭くだけでは改善しにくく、古いワックスをいったん取り除く必要があることが多いです。
- 部屋全体が白っぽく、拭いても乾かしても変わらない
- ワックスの層が黄ばんだり、黒ずみが層の中に閉じこめられたりしている
- 一部がはがれて、つやのある部分とない部分の差がはっきりしている
- 何年もワックスを重ねてきて、最後にいつはがしたか分からない
プロの「剥離・ワックスがけ」を頼む目安
古いワックスを専用の洗剤と機材ではがし、床をきれいにしてから新しくワックスを塗り直す作業を「剥離」と呼びます。床材の状態を見ながら、はがす力を調整して進めるため、慣れていないと床を傷めやすい作業です。
次のようなタイミングで、一度ご相談いただくのがおすすめです。
- 引っ越しや退去の前後で、床の印象をまとめて整えたいとき
- 年末に向けて、来客の多いリビングや廊下をきれいにしたいとき
- 自分でワックスを重ねたあと、白さやムラが出てしまったとき
株式会社まるしんでは、お住まいの状況をうかがったうえで、床の清掃内容をご案内しています。対応している作業はサービス内容をご覧ください。
依頼するときに伝えておくとよいこと
事前に次の点を伝えていただくと、当日の作業がスムーズになります。
- 白くなっている場所と広さ(リビングだけ、廊下も含む、など)
- 最後にワックスを塗った時期と、使ったワックスの種類(分かる範囲で)
- 床材の種類や、コーティングをしているかどうか(分かる範囲で)
- 動かせない大きな家具や、ペットがいるかどうか
作業後のワックスが乾くまでは、その場所を歩けない時間ができます。お部屋の使い方の予定も合わせてご相談ください。お申し込みから作業までの流れはご利用の流れにまとめています。
よくあるご質問
白くなった部分だけ、上からワックスを塗り直してもいいですか?
白さの原因が膜の傷みや層の中の汚れの場合、上から塗っても白さが残りやすく、塗った部分とそうでない部分の境目が目立つことがあります。まずは拭き掃除と乾燥で様子を見て、変わらない場合は剥離を検討するのがおすすめです。
コーティングされた床にもワックスは必要ですか?
コーティングの種類によっては、ワックスを塗らない前提のものがあります。施工した会社や住宅の取扱説明書で確認し、分からない場合は作業前にご相談ください。
剥離のあと、すぐに家具を戻せますか?
ワックスが十分に乾いてから戻すことをおすすめしています。乾ききる前に家具を置くと、脚の跡が残ることがあります。そのほかのご質問はよくある質問もご覧ください。
まとめ
フローリングのワックスが白くなる原因は、水分の残り、塗り重ね、洗剤の影響、床材との相性などさまざまです。まずは固くしぼった布で拭いてよく乾かし、それでも変わらない場合は、上から塗り重ねずに剥離を検討しましょう。研磨剤や剥離剤の自己流の使用は、床を傷める原因になるため注意が必要です。
床の白さやムラが気になる方は、お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。