入居前の掃除でやることが分からず、「前の住人が使っていた家だけど、どこまで掃除すればいいの?」「クリーニング済みと聞いたけれど、そのまま荷物を入れて大丈夫?」と迷う方は少なくありません。家具や段ボールが入ってしまうと、収納の奥や床の隅、窓まわりには手が届きにくくなります。この記事では、何もない部屋だからこそ済ませておきたい場所と、効率のよい順番、自分では難しいケースの見分け方をまとめます。
入居前の掃除でやることを決める前に確認したいこと
掃除を始める前に、次のことを確認しておくと作業がスムーズです。
- 電気・水道・ガスが使えるか: 水や照明が使えないと掃除が進みません。入居日より前に作業する場合は、開始日を早めに手続きしておきましょう。
- 賃貸の場合は、今ある傷や汚れを記録する: 掃除の前に床や壁の傷、設備の汚れを写真に残しておくと、退去時の確認に役立ちます。
- クリーニング済みかどうか、その範囲: どこまで行ったかは物件によって違うため、気になる場合は確認しておくと安心です。
入居前の掃除は「上から下、乾いた掃除から水拭き」の順番で
何もない部屋の掃除は、順番を決めておくと二度手間が減ります。
- 換気をする: 窓を開け、換気扇を回します。しばらく閉め切っていた部屋は、ホコリやニオイがこもっていることがあります。
- 高い所のホコリを落とす: 照明器具、エアコンの上、カーテンレール、天井と壁の境目など、上の方から順にホコリを取ります。
- 壁・建具を拭く: ドアの取っ手まわりやスイッチ、窓枠など、手でさわる場所を拭きます。
- 収納の中を拭く: 棚板や押し入れの床、クローゼットの隅を拭き、しっかり乾かします。
- 床は最後に: 上から落ちたホコリをまとめて取り、最後に床を拭きます。
ホコリが残ったまま水拭きをすると、汚れが伸びて筋になりやすくなります。乾いた掃除のあとに水拭き、が基本です。

家具を入れる前に済ませたい場所
入居後に手が届きにくくなる場所を、先に掃除しておきましょう。
- 収納の内側: 押し入れやクローゼット、吊り戸棚、シンク下は、荷物を入れると拭きにくくなります。拭いたあとは扉を開けてよく乾かしてから物を入れます。
- 大型家具を置く場所: ベッドや冷蔵庫、洗濯機を置く場所は、置くと動かすのが大変です。洗濯機置き場は防水パンの排水口まわりも見ておきましょう。
- 窓・網戸・サッシ: カーテンを付ける前が作業しやすい場所です。レールの砂ぼこりはブラシでかき出してから拭きます。
- 照明器具: カバーの中に虫やホコリが入っていることがあります。外すときは必ず電源を切ってください。

入居前の水まわりの掃除と、やってはいけないこと
しばらく使われていなかった家では、排水口にたまっている水(封水)が蒸発し、下水のニオイが上がってくることがあります。まず水をしばらく流してニオイを確かめ、気になる場合は排水口の部品を外して洗います。
トイレは便座のつけ根やふたの裏、床と便器の境目も、浴室は天井やドアのパッキンに黒カビが残っていないかも見ておきましょう。
水まわりの掃除では、次のことを避けてください。
- 塩素系と酸性の洗剤を混ぜる、続けて使う: 有毒なガスが発生するおそれがあり、大変危険です。使う場所や日を分け、使ったあとはよく水で流します。
- 換気をせずに洗剤を使う: 窓が小さい浴室やトイレでは、必ず換気扇を回してから作業します。
- 素材を確かめずに強くこする: 浴槽や洗面ボウル、蛇口のメッキは、研磨剤入りのスポンジや硬いブラシで傷がつくことがあります。

自分では難しい場所と、プロに頼む目安
入居前の掃除でも、次のような場所は自分で無理をしないほうが安心です。
- エアコンの内部: 吹き出し口の奥に黒い点々が見える場合は、内部に汚れがたまっている可能性があります。内部の分解は故障や水漏れの原因になるため、専門の業者に任せてください。
- レンジフード(換気扇): 前の住人の油汚れが、ファンの奥で固まっていることがあります。
- 浴室の黒カビや水垢が広い範囲に残っている: 市販の洗剤で落ちきらない場合が目安です。
- 入居日までに時間がない: 日数が短いと、全部を自分で行うのは負担が大きくなります。
入居前のクリーニングを依頼するときのポイント
業者に頼む場合は、次のことを伝えると話がスムーズです。
- 間取りと、とくに気になる場所(水まわり、エアコン、レンジフードなど)
- 鍵の受け渡し日と、入居予定日
- 作業日に電気・水道・ガスが使えるか
- 駐車スペースの有無
荷物が入る前の空室なら、すみずみまで作業しやすくなります。株式会社まるしんのハウスクリーニングの内容はサービス内容で、お申し込みから作業までの流れはご利用の流れでご確認いただけます。
よくあるご質問
新築の家でも、入居前の掃除は必要ですか?
新築でも、工事のあとの細かいホコリが収納の中や窓のレールに残っていることがあります。床に洗剤やワックスを使う場合は、床材に合うかを先に確認してください。
管理会社のクリーニングが済んでいても、掃除したほうがよいですか?
クリーニングの範囲は物件によって違い、収納の中やエアコンの内部などが含まれていないこともあります。気になる場所だけでも、荷物を入れる前に確認しておくとよいでしょう。
電気や水道が止まっていても、クリーニングを頼めますか?
作業には水や電気を使うことが多いため、使える状態にしておくのが基本です。開始日の手続きが間に合わない場合は、依頼する前に業者へ相談してください。その他の疑問はよくある質問もご覧ください。
まとめ
入居前の掃除でやることは、家具や荷物を入れると手が届かなくなる場所を先に済ませることです。電気・水道・ガスの確認と傷の記録をしてから、「換気 → 高い所のホコリ → 壁や建具 → 収納の中 → 床」の順に進めましょう。水まわりでは洗剤を混ぜないことが大切です。エアコンの内部や広い範囲のカビなどは、無理をせず専門の業者に相談してください。
入居前のお掃除やハウスクリーニングについてのご相談は、お問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。